祝 村川大介新十段誕生 |
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私は新十段村川大介師と組んで、ペア碁大会に出場しました。 決勝戦で敗れはしましたが、準優勝でした。 |
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産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「森ビル杯 第57期十段戦五番勝負」の第4局が 19日午前10時から大阪市北区の日本棋院関西総本部で行われ午後6時14分、 挑戦者の村川大介八段(28)が226手までで、井山裕太十段(29)に白番中押し勝ちし、 対戦成績3勝1敗で初の十段位を奪取した。 七大タイトル獲得は通算2期となり、規定により20日付で段位が九段に昇段する。 敗れた井山は十段4連覇を逃し、 平成27年11月以来の4冠(棋聖・本因坊・王座・天元)に後退した。 持ち時間各3時間で残りは村川1分、井山2分。 村川新十段は兵庫県出身、森山直棋九段門下。 14年に11歳10カ月で関西棋院からプロ入り。 26年に当時6冠を保持していた井山を破り王座を獲得している。 |
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村川大介九段 悦びの言葉 「連敗していた相手からのタイトル獲得は、信じられないし、実感がない」 1歳上の井山裕太前十段(29)とは、小学2年生のころ碁を打ってもらって以来、 一緒に囲碁を研究してきた仲だ。 その井山前十段は七大タイトルを2度独占するなど、囲碁界の第一人者へ上り詰めた。 目標にしてきた存在から、平成最後のタイトル戦となった今回、 十段位を奪取することができた。 井山前十段は平成14年4月、自身はその7カ月後にプロ入り。 井山前十段は16歳で史上最年少の棋戦優勝、20歳で史上最年少名人となるなど、 いつも一歩先を進んでいた。 「子供のころから実力差があり、ライバルとはいかない。でも1つ年上なので、 自分も次の年には同じぐらいに活躍しなければと思ってきた」と話す。 タイトル戦の頂点で戦うのは5回目で、相手は全て井山前十段だ。 26年の王座戦では奪取したが、翌年の王座戦、28年の碁聖戦、 30年の十段戦ではいずれもストレート負けを喫した。 井山前十段はぎりぎりの勝負で形勢を入れ替え、悪い局面をひっくり返す。 強さを実感した。「もう勝てないのでは」とくじけそうにもなった。 だが、「ミスしたり、相手に想定以上の手を打たれたりして思い通りにいかなくても、 粘り強く戦う」と臨んだ今期の十段戦。第2局で勝利をつかみ、 26年12月からの対井山戦の連敗を「13」で止め、 そのままの勢いで十段戦を制した。 平成最後にタイトルを獲得。「井山さんを目標にしてきた。 それが自分にとっての平成かな」 |