囲碁形成の本質に迫る

囲碁は鵺のごとく表情さえも示さない。手探るその人だけのものだ。
連載読み物


囲碁生成の核心に迫る

囲碁の祖型は北インドで生まれたチャトランガか


     


1997年新春刊行・2012年11月改訂2013年2月了

高 野 圭 介


  おわりに  (20) あとがき
「囲碁の虜」というより、逆に「囲碁に魅入られた自分」ではないか

 閑話休題  碁のメカニズム  
逆も又真なりという二律背反の世界に、一つのメカニズムを




第四章


囲碁の本質

(2)


(19)  o program
「手段」  -陳志行博士15年の成果と世界選手権大会ー

(18) コンピューターの碁
マクルーハンの予言と世界を繋いだマークのIGS(パンダネット)。

(17) 囲碁曼荼羅
大小様々な曼荼羅図が出現し,崩しては組み立て、変化していった。

(16) 囲碁の品格
その境目、弱い組の旗頭が3段。強い組のしんがりが4段。

(15) 囲碁の別称  
「手談」「河洛」「方円」「坐隠」「烏鷺の戦い」「敲玉」「黒白」などの別名

  閑話休題   碁のパラドックス    
逆説的な価値観からして、碁の本質に迫る

 


第三章



碁の本質

(1)


 
(14) 反定石の世界  
三手を惜しげもなく投入して打っておけばまずは万全

(13) 包囲か戦争か  
調和の取れた石立もなく、バラバラ状態では敗勢濃厚だ。

(12) コミを考える  
1手15目の価値の認知が、コミ7.5を出現することになろう

(11) 段を考える
段のインフレを越えて、棋力認定の基準が厳然として存在する。

  閑話休題 希代の三天才  
橋本宇太郎(明治)・山部俊郎(大正)井山裕太(平成)との接点





第二章



日本の碁
伝来と敷衍


(10)  新布石爛漫  
呉清源と木谷実の二人の”求道の精神”は「新布石」を創造した。

(09) 政治家と碁  
政治家の碁には大きな特徴がある。一般に政治家の碁は早い。

(08) 武将と碁  
「形を味わい、この変化を悟るときは、例えてみると兵法の如く・・・」

(07)  伝来と広がり  
官邸から武士へと敷衍されていった。・・cf:囲碁神社

 閑話休題  莫愁湖・勝棋楼
「君看ヨ双眼の色、語ラザレバ愁ナキニ似タリ」




第一章

中国三大
トピックス


(05) 文化革命の悲惨
文化大革命のこの囲碁受難時代は中国棋檀のエア・ポケット

(04) 孫子の兵法
中国の産んだ天下一・孫子の兵法は囲碁十訣に生きているか

(03)  賛 関羽(寄稿)
「男のなかの男!あなたのために尽くします」と、女性は言うよ。

(02) 英雄豪傑の碁  
比較的史実の記述されている梁の武帝時代碁は完成していた。

 閑話休題 Sternenzert
星・Sternenは囲碁の夢を見え隠れしながら駆け巡る。

 はじめに (01) はしがき  
囲碁の成り立ち、組織などの解明の糸口でも模索出来ないか。